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不況は創造的破壊のチャンスだ - 池田信夫 blog
こう書くと、「不況のときは創造的破壊もできない」という類の反論があるかもしれないが、これは誤りである。Economist誌も指摘するように、アメリカ経済が最悪といわれた1980年代に、マイクロソフトもアップルもシスコもオラクルも育ったのだ。これは特記する価値がある。というのは、竹森俊平『経済論戦は甦る』以来、日本では「創造的破壊は清算主義だ」という俗論がまかり通っているからだ。 「404 Blog Not Found」で紹介されたコラムより、キーワードは「創造的破壊」、「破壊的イノベーション」。 (殆どの人にとっては)突如訪れた金融不況の影響で冷え込む経済。この不況はバブル期を思わせるほど先が見えない。自由市場で生まれた利益は、広く分配されずマネーゲームに参加した一部の者に集中している。20世紀の終盤から広がった金融システムは、一般人のわれわれから見ると自由資本主義の行き過ぎにしか思えない。そんな金融システムを放置したブッシュ政権が早く終わることを、今は世界中の多くの人が望んでいるに違いない。そう考えると、この数ヶ月で世界を飲み込んだ金融危機は、ブッシュ政権を清算する意味でアメリカ大統領選挙期間中に起こるべくして起きた出来事かもしれない。 こうした不況時は大手企業を中心に、リストラや大幅な経費削減などが叫ばれる。事実、今日はホンダのF1撤退がニュースとして流れた驚かされた。ホンダのF1参戦はホンダ精神を象徴するプロジェクトなだけに、F1ファンでなくてもこの撤退は大変残念である。今後は、更に企業の設備投資や試験研究費などが大幅に削減されるに違いない。 企業倒産も増え、日本では上場企業の倒産がバブル期を越える数になっている。アメリカ自動車産業のビッグスリーも救済が議論されているが、大きくなり過ぎて改革による復活は期待できそうにない。オバマ氏は雇用を守るため救済を提言しているが、長期的に見れば決して良い結果を生まないのではないか。リーマンブラザーズと同じように思い切って破綻させた方が、「創造的破壊」として正当化されるのではないだろうか。(勿論、雇用問題はそんなに単純に割り切れない) 一方、何のしがらみもないベンチャー企業にとっては、こうした時こそ大きなチャンスだと思う。池田信夫氏のブログは、そうした可能性が示されており強く共感した。 勿論、ベンチャーなら何でもいい訳ではない。技術やアイデアを活かせる企業であることが前提だ。斬新な技術やアイデアが既存の価値観を壊して、新しい価値観を生み出す「破壊的イノベーション」が重要だ。 「破壊的イノベーション」は「パラダイムシフト」と似ているが、前者が既存のシステムや価値を壊すことを切り口にしているのに対し、後者は根本的に異なる視点で壁を乗り越えていく点が異なる。しかし、結果的に社会に大きなインパクトを与え価値観を変えることが、大きな進化に繋がると言う意味ではよく似ている。 IT業界では、ウェブを中心に斬新な技術が新しい価値観を生んでいる。オライリー氏は「破壊的イノベーション」と呼べる多数のサービス、例えば「Google」、「amazon」、「Flickr」を上げ、総称として「Web 2.0」と名付けた。しかし、「Google」も「amazon」も「Flickr」も単に新しい技術を発明したわけではない。彼らは、「ロングテール」や「CGM」といった、爆発的に広がるネットワークが可能にした新しい価値観を生んできた。 最近では、「Web 2.0」というキーワードを聞く機会が少なくなった。むしろ、バズワードとして敬遠しているようだが、決してそんな必要はない。もしバズワードと思っているなら、オライリー氏の指摘する「Web 2.0」の本質を見落としているだけだ注意が必要なのは、「Web 2.0」というキーワードだけを追い求めていても何も生まれない点である。 ところで、「Web 2.0」と呼べるようなウェブサービスが日本から生まれないのは何故だろう。日本は昔から「応用」は得意だが「発明」は苦手と言われる。本当にそうであれば大変残念なことだが、こうした不況期にこそ我々も欧米に負けないもっと自由な発想で、今の価値観に縛られない「破壊的イノベーション」を生むことにチャレンジしようじゃないか。
by rtanaka
| 2008-12-05 12:13
| column
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